空き家がもたらす問題

建物の老朽化

建物は人が住み、適切な管理をすることで寿命が延びます。逆に誰も住まなくなり、適切な管理がなされなくなると、急激に老朽化が進みます。そのため、台風時に屋根瓦や外壁が剥がれて飛散したり、雨漏りが発生して木材が腐食して倒壊の危険を生じたりします。

景観の悪化

敷地の雑草が増え、立ち木などが生い茂り周辺の環境が悪化します。また、らくがきなどのいたずらも増え景観を著しく悪化させます。

犯罪の温床に

どろぼうに入られたり、放火されたり、詐欺集団や誘拐犯が使用したりと犯罪の温床になるおそれがあります。また、管理されてない空き家は不法投棄される事も多いようです。

第三者賠償責任

建物を管理するのはその建物の持ち主です。適正な管理を行っていない建物が原因で第三者に損害を与えた場合(例えば、建物の一部が飛散して車に傷を負わせたり、人をケガさせてしまった場合など)、発生した損害は建物管理者が賠償する必要があります。

空き家指定

2015年2月に施行された『空き家対策特別措置法』により、市区町村が放置された空き家に対して行政指導ができるようになりました。その行政により「特定空き家」と指定されると罰金刑も含め、様々な行政指導が行われます。

 

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